発毛サイクルを改善！髪の成長を促す健康的な習慣や食生活
「細く短い髪の毛が抜ける」「髪の毛が柔らかくなってきた」といった悩みがある方は、発毛サイクルに乱れが生じているのかもしれません。
発毛サイクルが乱れてしまうと、髪が十分に成長しない状態で抜けてしまい、薄毛へとつながっていきます。
しかし、発毛サイクルの乱れは、生活習慣や食生活を見直すことで改善を図ることが出来るケースもあります。
ここでは、発毛サイクルとは何か、発毛サイクルが乱れる原因について解説し、生活習慣や食生活の改善のポイントをご紹介します。
生活習慣の乱れで発毛サイクルが乱れる
健康な毛髪は長く太く成長する3～6年の「成長期」、成長が止まっていく2～3週間の「退行期」、抜ける準備をする3ヶ月程度の「休止期」という周期の発毛サイクルで生え変わっています。
休止期の期間には、毛根の下で既に新しい髪がつくられ、古い髪を押し上げているため、シャンプーやブラッシングのときなどに古い髪が抜けます。毛髪によって発毛サイクルが異なることから、一気に抜け落ちることはなく、一定の量がキープされるのです。
しかし、加齢によるホルモンバランスの変化や生活習慣の乱れによって、発毛サイクルに影響を及ぼすと、成長期が短くなり、休止期の毛髪が多い状態となってしまうことがあります。
成長期が短くなることで、毛髪が短くて細く柔らかい状態になってしまい、抜け毛が増えたといった悩みにつながっていくのです。
発毛サイクルを改善する健康習慣
発毛サイクルを改善するには、睡眠不足や運動不足、喫煙や過度な飲酒といった悪い生活習慣を改めることが大切です。
毛髪の成長な成長ホルモンが十分に分泌されるようにするには、6～8時間程度の睡眠を確保することが必要です。また、血流の流れが悪いと頭皮に十分な栄養が行きわたらなくなります。
ウォーキングやジョギング、サイクリング、スイミング、筋トレといった有酸素運動を行うと、血行促進が期待できるとともに、質のよい睡眠にもつながるのでおすすめです。
それから、喫煙によってニコチンやタールによる作用で血行不良を招いたり、活性酸素が体内にできることで髪の健康に必要なビタミンCを消費したりするなど毛髪に悪影響を及ぼすため、禁煙することが望ましいです。
過度な飲酒も、アルコールの分解に髪をつくるのに必要なアミノ酸を消費してしまうため、避けるたほうが良いでしょう。
発毛サイクルを改善する食生活
発毛サイクルを改善するには、食生活を見直すことも効果的です。髪の成長に特に重要となる栄養素は、タンパク質とミネラル、ビタミンです。
髪の毛は主に、18種類のアミノ酸が結合したケラチンというタンパク質でできています。食事から摂ったタンパク質が体内で分解された後、再結合してケラチンとなるため、タンパク質は毛髪に欠かせない栄養素です。
タンパク質が多く含まれている食品として、肉類や魚介類、卵、納豆や豆腐、油揚げなどの大豆製品、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品が挙げられます。
亜鉛などのミネラルは、アミノ酸が結合してケラチンが生成されるのに必要な栄養素です。亜鉛を豊富に含む食品には、牡蠣や豚レバー、ごま、アーモンドなどがあります。
ビタミンAは血行促進の作用がある栄養素で、レバーやうなぎ、卵、緑黄色野菜などに含まれています。
ビタミンBはケラチンの生成をサポートする栄養素で、豊富に含む食品は魚や卵、ナッツなどです。
まとめ
発毛サイクルが乱れて成長期が短くなることで、髪が弱く細くなってしまうと薄毛へとつながってしまいます。
生活習慣や食生活に問題がある場合は改めることで、発毛サイクルが改善することが期待できます。
発毛サイクルを改善するには、タンパク質やミネラル、ビタミンを多く含む食品を積極的に摂取するなど、栄養バランスのよい食事をとり、適度な運動を心がけることが大切です。
また、喫煙や過度な飲酒は控えるようにしましょう。
